この仕事はコンペに参加して運良くいただくことが出来ました。
大北医師会は安曇野の北側の市町村で地域医療に貢献するお医者様たちの集まりです。地域の医療を情熱を持って支えていますが、ホームドクターとしての仕事ぶりはとても自然体で患者にいつも寄り添っています。
そんな先生達の集まる建物も自然体で有るべきと思い、外観はゆるい片流れ屋根で仕上げは粗面タイルと粗面の塗り壁とし、周辺環境に溶け込む様考えました。北アルプスを一望できる立地を活かし二階の大会議室からアルプスを一望できる計画としました。屋根の勾配に合わせた天井は唐松無垢板、壁は珪藻土の塗り壁という自然素材を使い窓もアルプスの山並みに合わせた勾配となっています。
玄関ホール、小会議室、応接室からもアルプスが眺められ、自然素材で仕上げられています。
建物全体から優しさがにじみ出てくることを願って設計しました。