タイトル  : 池田町中鵜の家  
建物種類  :  住宅  
所在地  : 池田町  
仕様  : 木造2階建  
建築規模  : 179.43㎡  
施工会社 株式会社矢口工務店  
竣工 2022年  
写真  荒井 洋  
       
       

リタイア後、姫路から移住された熟年夫婦の住宅です。
敷地は西斜面の果樹園で元々3区画に分割して売り出しを考えていたものを全区画購入され一部に果樹園を残す形で設計しました。当初大きな木を全て伐採して常念岳から白馬三山まで見渡せる住宅を計画していましたが、樹木が隣地に生えていたこと、ブドウの消毒から家を守るために北側の林は残すことにしました。結果、居間の窓を全開にしても林に守られた落ち着きのある空間を得ることが出来ました。店舗、住宅、作業場を3つの棟に分け建物が巨大化することを防いでいます。年を取ってからのメンテナンス性を考慮して2階建ての母屋の外壁はメンテナンスフリーのガルバリウム鋼板仕上げ、平屋の2棟は板張りの外壁としました。内部は山小屋風の内観を施主が希望していましたので、壁は桧の野地板張りです。塗り壁は全て施主が漆喰を塗りました。木材は98%以上県産材を使用し長野県の「信州健康ゼロエネ住宅」の助成金を取得しています。