タイトル | : | 里山辺の家 | |
建物種類 | : | 住宅 | |
所在地 | : | 松本市 | |
仕様 | : | 木造2階建 | |
建築規模 | : | 112.93㎡ | |
施工会社 | : | 有限会社建築工房時遊館 | |
竣工 | : | 2022年 | |
写真 | : | 荒井 洋 | |
周りを古い住宅に囲まれた住宅街に建っています。特に南の住宅は背が高く北側に大きな窓が開いており、西側には計画道路が予定されていて今後風景が一変することが分かっていました。周囲の視線を気にせずに楽しめる庭を設け開放性とプライバシーを両立させることが目標となりました。
既成のアルミ製車庫を南東隅に設け母屋を北側に寄せ玄関まで回廊を設置して目隠しの板を張り東側からの視線を防ぎ、西側には板塀を設置しましたが完全にはプライバシーを守れません。同時に樹木の植栽計画を立て深い緑に囲われた庭を作り上げました。
居間食堂にアルミ製の完全引き込みサッシを設置して大開口を確保し、窓の外に木製のテラスを設け深い軒を掛けました。住宅からの視線を防ぐとともに夏の日差しから守られた快適な半外部空間が出来ました。芝生貼りの庭に裸足のまま飛び出すことが出来、内部外部の隔たり無く家族3人で楽しんでいます。
特に気に入っているところは?という質問の答えです。「軒に守られたテラスです。ここでは、お酒やコーヒーを飲んで一息つく、ご飯やおやつを食べる、子供と遊ぶなど多くの楽しい時間を過ごすことが出来ます。またリビングの窓から見える庭の景色が好きで、季節や時間によって変化する木々に癒されています。」