タイトル  : 沢村の家
建物種類  : 住宅
所在地  : 松本市沢村
仕様  : 木造2階建て
建築規模  : 148.18㎡
施工会社 滝澤工務店株式会社
竣工 1995年
 

 

 

畑を宅地に変えた新興住宅地に建つ住宅です。
設計当時は南側には畑があり十分な開放感がありましたが、目の前に住宅が建つことを予想して(現在は2軒の家が隣接して建っています。)南面に頼るのではなく、木製デッキの中庭を造り、そこに掃きだし窓を設けて開放感と光を享受する平面計画としました。敷地境界線に近い居間の南面にはあえて大きな窓を設けず縦長のスリットとしました。これにより程よい暗さと落ち着きのある空間が出来ました。
壁の仕上げは漆喰仕上げなどの下地に使う素材です。いつも現場で下地の状態がとても魅力的であったため、あえて仕上げとして用いました。この仕上げは私の住宅ともう一軒、有明の住宅に用いましたが、3軒だけの幻の仕上げ材となってしまいました。メーカーが左官仕事の軽減を理由に生産を中止してしまったのです。現在はこの下地を必要としない工法で左官が仕上げられています。